大村教授と梶田教授の素直な思いを伸ばしたご家族の対応

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今年のノーベル賞は日本人の教授が2名も受賞されました。大村智教授と梶田隆章教授です。お2人の受賞後の会見や取材記事から、教授それぞれのi-colorタイプが色濃く出ていましたのでまとめてみました。

多くの人々の役に立ちたいi-colorバイオレット

ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智教授のi-colorバイオレット。自分の利害はさておき、人のために頑張る人志向タイプです。

人志向の中でもi-colorバイオレット人類の平和を願い地球上全ての人々のために力を尽くせる『ボランティア精神』をひじょうに強く持っています。

寄生虫が原因のオンコセルカ症による失明を防ぐ特効薬を開発し、地球上の多くの人々を失明の危機から救った大村教授。海外の子ども達に囲まれて満面の笑みを浮かべる写真が彼の精神の全てを物語っているように感じます。

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大村教授の祖母の教え

教授は幼少期からお祖母様に『人の役に立つ事をしなさい』と言われて育ったと言います。この言葉が心に深く刻まれたのは、元々生まれ持ったi-colorバイオレットの精神にこの言葉がピッタリとはまったからだと思うのです。

もし大村教授が自分軸の強い自分志向だったら、お祖母様の言葉を聞いてもここまで長きに渡り心に響く事はなかったでしょう。

大村教授のモットーは『人と同じ事はしない』『化学は人の役に立たなければダメ』。そして地元への感謝の意から地元に美術館や温泉施設まで設立寄付しています。

まさに多くの人々の為に尽くしたいi-colorバイオレット精神が生かされています 。

自由を望むi-colorターコイズ

ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章教授のi-colorターコイズ。束縛される事を嫌い自由を求める楽観主義タイプです。

幼少期に『鉄腕アトム』のお茶ノ水博士に憧れていた梶田教授。お母さんに「お茶の水博士になってもいい?」と尋ねた時、お母様は否定する事なく「うん、いいよ」と本人の意思を受け入れたと言います。

親は子どもの大きな夢に対し、つい現実的な感想を言ったり軽くあしらいがちです。我が子の夢を否定せず受け入れたお母様の対応が、梶田教授の夢実現へのスタートであり、幼少期から自己肯定感を築ける元となったのでしょう!

また、遊びも勉強も集中力は人一倍優れていたという梶田教授。「日々何かひらめく事も多く、食事中でもひらめいたアイデアを忘れないうちにメモ書きするような子だった」と言います。「食事中に書き物をするのは行儀が悪い」なんて野暮な注意はされなかったようです。

束縛を嫌い自由を求めるi-colorターコイズの梶田教授にとってお母様は、彼の未知なる世界への好奇心を存分に伸ばしてくれる最高の存在だったのでしょう。

研究対象の違いと志向の違い

梶田教授のノーベル賞受賞内容は『素粒子ニュートリノの質量の発見』。大村教授のような現存する病気の特効薬とは大きく違う世界での発見です。

梶田教授は若者に向けて「まだ解明されていない『宇宙の謎解き』をしていってほしい。それがすぐに役立たなくてもいい」「若い人にはチャンスがあると伝えたい」と発言されています。

i-colorターコイズはリスクより僅かな希望を優先して進んでいけるタイプです。そして目先に具体的な目標を掲げる事を嫌い、遠い未来に広がる壮大な世界に夢を馳せる展開志向のひとつです。まさに宇宙科学研究に適した志向と言えるのではないでしょうか。

まとめ 

人々の役に立つために生きる人志向の大村智教授と、未来に壮大な夢を馳せる展開志向の梶田隆章教授

自ら生まれ持った本質の価値観と研究内容が一致したからこそ、最大限の能力を発揮し素晴らしい発見に辿り着いたのではないでしょうか。

そしてお2人の幼少期にご家族がどう接したかを見聞きし、子ども達に改めて伝えたいと感じたのはこの言葉です。

『自分が心底楽しめる事、満足できる事を探し出し、それに注力しなさい』

これが子ども達の潜在能力を伸ばす最高の声かけだと確信しました。

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