夏休みに中高生の子どもと共に鑑賞したい映画『何のために』

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毎日うだるような暑さですね。
こんな猛暑続きの夏休みは、屋外よりも室内のイベントに足が向くものです。せっかく行くなら親子で一緒に満足できるイベントに参加したいですね。

そこで今回は、私の友人が8月に自主開催する予定の映画上映会(1日3本上映)で扱う映画の中からひとつをご紹介します。

 映画『何のために』

この映画はある人との出会いを通して人生観が変わり自分らしい生き方を見つけた4人の方々のドキュメンタリー映画です。

4人の姿を見ながら最後に考えさせられるのは「さぁあなたは何のために生きていきますか?」という問いかけです。

大人だけで鑑賞しても見ごたえのある映画ですが上映会が8月という事もあり、中学生高校生のお子さんがいる方には是非とも親子で鑑賞してほしい!と感じたのです。

何となく生きている子ども達

私には高校生と小学生の娘がいます。最近高校生の話を聞いていると、将来に対する期待感やわくわく感が私達世代に比べてはるかに低いように感じます。

大人になってやりたい事を聞いても「特にないんですけど、皆と同じように普通に会社勤めかな?」とか「やりたいと思う仕事が見つからない」なんて言う声をよく耳にします。

これには私達親にも責任があると感じます。親が毎日ため息をつきながらしんどそうな顔をして通勤し、それを日々子どもが見ていたら「大人って辛いだけで楽しくなさそう」とイメージしてしまっても仕方ないでしょう。

こんな時、ひと昔前なら相談できる年の離れた兄姉、親戚やご近所の年上のお兄さんお姉さんとの交流があったため、親には話しにくい人生のお悩み事も相談でき、これら諸先輩方の意見を聞く機会もあったのでしょう。しかし今時は話せる相手と言えば、同じ学校の同級生か、部活やバイト先の先輩位でしょう。そんなに年の離れていない仲間との会話では共感はできても、人生経験から語られる心に響くような意見やアドバイスはなかなか聞けないでしょう。

 時には親子で1つのテーマを語り合う時間も大切

そして最近は親子共にスケジュールがびっしり詰め込まれているため、なかなかゆっくり話す時間が取れないのが現状です。そこでこの貴重な長期休暇の夏休みにこの映画を観て、親子で「お互いの人生観について」語り合ってほしいのです。

日本人は自分の意見をストレートに言葉で表わさずに雰囲気から読み取らせようとする傾向がありますが、親子関係においてそれが最善とは感じません。とは言え急に親子2人で語り合えと言っても難しいもの。

そんな時に『映画』を共に鑑賞する事は、お互いが感じた事を語り合うには格好の機会だと思うのです。

まとめ

夏休みはアクションものやストーリーものの映画が数多く上映されていますが、時には親子でこんなドキュメンタリー映画を通して実際に生きている人達の心に触れてみるのも良いのではないでしょうか。

上映会が都内のため遠方の方は参加が難しいと思いますが、この映画を製作したサンマーク出版さんは自主上映会を推進しています。本も映画もそれを一人で読み観るだけでなく、その後多くの人達で語り合い響き合う中で新たなものを感じてほしいと考えているそうです。

他の地域の方も是非自主上映会を開催してみてはいかがでしょうか?


<映画上映会詳細のご案内>