【サッカー日本代表のi-color分析-後編-】ハリルジャパンは瞬時の判断力に長けた展開志向に期待大!

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とうとうサッカーワールドカップ予選がスタートしましたね!
9日のなでしこ初戦はスイスを相手に1点を守り切り、辛くも勝ち点3を獲得しました。サムライブルーもこれに続いてほしいものです!!

今回は後編。サッカー男子日本代表、ハリルジャパンのi-color分析をしてみました。

監督と同じ志向が集まる傾向

前編のサッカー女子日本代表なでしこでは、人志向グループの佐々木監督と澤穂希選手のもと、同じ人志向グループが多い心の絆が強いチームでした。

(前編の記事↓)

やはり監督と選手が近しい価値観であればお互いの考えを理解しやすいため、監督も采配を取りやすいのでしょう。

ではハリルジャパンはどうでしょうか?

瞬時の判断力と行動力に長けた展開志向がDFメンバーに急増  

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(画像元:http://web.gekisaka.jp/news/detail/?159673-159673-fl
ハリルホジッチ監督のi-colorロイヤルブルー。大きな世界でプロとして大活躍する理想を追い求める展開志向グループのひとつです。そしてロイヤルブルーの勝負ポイントは『瞬発力・パワー・ハイクオリティ』です。

彼は日本代表選手に対して『常に攻撃できる意識』を攻守共に要望しています。それに合わせるかのように、今まで日本代表選手ではマイノリティであった展開志向グループの選手が一気に増えています。

i-colorではブルーロイヤルブルーターコイズレッドがこのグループです。

今回の選抜選手では、岡崎慎司選手・長谷部誠選手のベテラン勢を筆頭に、FWでは永井謙佑選手、DF陣では吉田麻也選手に加え槙野智章選手・森重真人選手・丹羽大輝選手と、展開志向グループが過去最高人数に増えています。(今回はヒザ手術のため選出されていない内田篤人選手もこのグループです)

槙野智章選手や森重真人選手などはDFでありながら攻撃もできるアグレッシブな選手です。i-colorで見ても、瞬時の判断力と集中した時のパワーはずば抜けています。槙野選手は以前インタビューで「DFでも攻撃陣より得点を取りたい!」と発言していました。DF選手からこのセリフはなかなか聞けるものではありません(^^) 

そして俊足で有名な永井謙佑選手も展開志向のi-colorレッドまさに攻撃的なチーム作りを望むハリルホジッチ監督の意向に合った選手陣と言えるでしょう。

上下関係や規律に厳しい展開志向

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(画像元:http://news.livedoor.com/article/detail/10201536/

ハリルホジッチ監督の言動で頻発に取り上げられているのは『規律が厳しい点』。遅刻厳禁はもちろんの事、体脂肪率の数値まで管理する徹底ぶりです。

展開志向グループに共通する特徴のひとつが、上下関係に忠実な事です。ですから監督になったハリルホジッチ監督はまさに指揮官として上から目線で自分のルールを全選手に徹底して課す厳しい姿勢を取るのです。
なでしこメンバーに嫌われないように自分の髪型や清潔感に気を配っている人志向グループの佐々木監督とはまさに対照的なタイプです。

そして展開志向の代表選手陣も同じく上下関係には忠実ですので、厳しい規律でもそれを受け入れて従うでしょう。
一方、抵抗を感じてしまうのは自分志向グループ。選抜選手では本田圭佑選手・香川真司選手・宇佐美貴史選手などです。学生時代上下関係の厳しい世界を経験済みの選手達ですが、実際今回の合宿でのハードメニューをこなした後、疲れた表情を隠さず出して取材に答えていたのはこのメンバーでした。

サッカーに最適な能力を持った展開志向

ハリルホジッチ監督が招集し増員された展開志向メンバー。彼らの最大の強みである瞬時にベストな状況に動ける勘の良さは、まさにサッカー向きなのです。
展開志向グループが顕著に多いスポーツはバドミントンと卓球です。サッカーも含め3つのスポーツに共通して求められる『スピードと瞬時の判断力』が活きた時、予想を覆す良い結果が出て来るのではないでしょうか?

まとめ

常に最善を尽くし、相手チームに合わせて試合毎にメンバーをガラッと入れ替えるハリル流戦術。今回のワールドカップ予選でも1試合1試合違う先発メンバーを見るのが楽しみです。もうすぐ始まる国際親善試合の日本vsイラク戦。どんなメンバーを起用するのか、そしてその布陣がハリル監督の思惑通り功を奏するのか?皆で期待を込めて応援しましょう!