【サッカー日本代表のi-color分析-前編-】表彰シーンが物語るなでしこメンバーの共通点

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こんにちは。スポーツキッズコミュニケーターのMAKOです。
いよいよサッカーワールドカップ予選が始まりますね!サッカーファンにとってワクワクドキドキする熱い季節の到来です。

そこで2回に分けてサッカー日本代表i-color分析をご紹介します。i-colorは個々人が生まれ持った個性や価値観を判断するツールです。人とのコミュニケーション上でその違いがよく表れますが、団体競技のメンバー同士や指導者と選手の関係性でもこのタイプの違いが明確に見えてきます。

まず前編は、女子日本代表なでしこメンバーから。

なでしこは人志向グループの集まり

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なでしこメンバーをi-colorで見た時にまず驚くのは、主力メンバーのi-colorの共通性です。

澤穂希選手を筆頭に、大儀見優季選手・川澄奈穂美選手・大野忍選手・阪口夢穂選手などの主力メンバーが皆『人志向グループ』なのです。i-colorで言うと、イエローバイオレットピンクオリーブがこのグループ。そして佐々木監督も同じく人志向のi-colorピンクです。スポーツ界ではあまり多くないグループがここまで揃っているのは珍しい事です。

自分が目立って活躍する事よりも 信頼する仲間やリーダーのために力を発揮し、皆で心をひとつにして頑張る事に喜びと満足感を持てる志向の人達です。

そして、なでしこが人志向グループの集まりだと確信した瞬間が、トップ画に見られるロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した時の表彰シーンです。まず表彰台に向かう選手達は前の選手の肩に手を乗せて一列になり笑顔で入場。そして全員で手をつないで一緒に表彰台に上ったのです。その可愛らしい行動に、これがさっきまで白熱して戦っていた選手達?と一瞬目を疑ったほどでした。チームメンバー全員で勝ち取った銀メダルという気持ちを表現した人志向グループらしい行動だと感じました。

澤穂希選手が慕われる理由

多くのなでしこメンバーが「落ち込んでいる時や調子の悪い時に澤さんがかけてくれた言葉に元気づけられて頑張れました」と言っています。ケガで入院中のメンバーがいれば、多忙なスケジュールの合間を縫って時間を割き、更に内緒でお見舞いに行ってサプライズで2倍喜ばせる事もあるとか。

また、『澤会』と称して若手選手も含めた食事会を開き、率先してピッチ外での親交も深めているそうです。

常に相手の心情に気を配りそれを汲み取る人志向グループらしいエピソードです。

そんな澤選手がトップに存在する上に主力選手も同じ人志向グループが多いのですから、なでしこが持つ他に類を見ないチームワーク力の高さも頷けます。

なでしこのパスの精度の高さは技術力だけでなく、心が通じ合った選手同士のプレーだからこそ為せる技なのではと感じずにはいられません。

若手に多い自分志向グループ        

今回招集されなかったメンバーも含め若手の有力選手陣のi-colorを見てみると『自分志向グループ』が多くなっています。
自分志向グループは人志向グループとは相反するタイプで、周りは気にせず自分らしさを追求して自分のペースで進んで行く人達です。サッカー男子で言うと中田英寿さんや本田圭佑選手がわかりやすい例でしょう。

仲良しグループのようななでしこチームの雰囲気に、我が道を黙々と進む自分志向の若手選手が溶け込めるのか、ここは選手一人ひとりに歩み寄った対応が得意なi-colorピンクの佐々木監督の腕のみせどころでしょう。
ちなみに人志向の指導者自分志向の選手で成功している組み合わせは『マイケル・チャンコーチと錦織圭選手』や『佐藤信男コーチと浅田真央選手』『平井伯昌コーチと北島康介選手』などがいます。自分独自の考えを大切にする自分志向のなでしこ若手選手に、煙たがられない程度の関わり方で佐々木監督がどのように指導しまとめあげて行くのか、わずかな不安はありつつも今後の新生なでしこにも注目です!

まとめ

心が通じ合った仲良し集団である人志向グループの多いなでしこチーム。今回が最後のワールドカップになるであろう澤穂希選手が有終の美を飾れるように、息の合ったチームワークを生かしたなでしこらしい試合を見せてほしいです。頑張れ!なでしこ!!

 
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