タイプ別!受験結果に落ち込む子どもにかけてほしい言葉かけ

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こんにちは。スポーツキッズコミュニケーターMAKOです。

受験シーズンもほぼ終盤。小学校、中学校、高校、大学、いずれかで受験をした子ども達も自分の進路が決まりホッと一息ついている事でしょう。そしてこの頃になると、お友達がどの学校に行くのかもチラホラ情報が入って来ます。そんな中、先日とっても残念な場面に遭遇しました。

進学する学校の受け止め方が違う親子

中学受験が終わった娘のお友達に駅前でバッタリ会いました。その時の会話です。

「受験終わったんだよね。良く頑張ったねーお疲れ様!どこの学校に行く事になったの?」

お友達「○○中学です。第一希望はダメだったけど、ここも行きたい学校だったので良かったです(笑顔で嬉しそう)」
「そっか~それは良かった!制服着るのも楽しみだね!」

そして少し後ろからお母様が登場。

「○○中学に行かれるんですってね」

お母様「私その学校よく知らないのよ。他行かせたかったけど全部ダメだったから仕方ないんだけどねぇ(ため息と共にとっても不満げな表情・・)」

あまりに辛辣な言葉で、まず娘さんにそれが聞こえていないか確認してしまいました(^^;)

中学受験は両親も一緒に勉強して頑張るようなところがありますが、これでは入学を楽しみにしている子どものモチベーションも下がってしまいます。このお母様はとても頭の切れる方で不合格の経験もなくストレートで有名大学にまで進学された経歴の方。失敗を経験していない親御さんはこんな状況の子どもの気持ちを汲み取る事はできないのでしょうか。

実はi-colorのタイプで見ても、こんな時に言われて嬉しい言葉とそうでない言葉に大きく違いがあります。親子でタイプが違う場合、親が良かれと思ってかけた一言が子どもの心を深く傷つけているケースも珍しくありません。そこで、受験で思い通りの結果が出せず落ち込んでいるお子さんにかけてほしい言葉を3つのタイプ別にまとめてみました。

タイプ1:自分1人で黙々と勉強してきたキッズへ

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このタイプは現実を冷静に受け入れるタイプですので、メンタル面ではさほどフォローはいりません。彼らには「この受験をほぼ1人で頑張ってきた事実と様々な経験を経てどんな力が養われたか」を具体的に言葉にして伝えてあげてほしいのです。

◆いつも自分で細かくスケジュールを立てて勉強してきた事

◆自分が覚えやすいように工夫してノートをまとめていた事

◆苦手な教科も諦めずに集中して勉強してきた事

◆眠くても辛くても自分に厳しく立ち向かってきた事

これら全ての経験が今後大きく成長するために生かされるんだよ!」と、そして親は自分を振り返り「この年頃にこんなにしっかり自己管理出来なかったから、いつもすごいなと感心して見ていたんだよ」と一人前の人間として親が認めた事を伝えてあげて下さい。これらの言葉は、全ての経験を自分の糧にしたい効率重視派のキッズの心に響き、今後の自信に繋げてくれるでしょう。

タイプ2:いつもカッコいい姿を見せていたいキッズへ

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このタイプはパッと見はあまり応えていないように平然と振舞っていますが、実は不合格という現実にプライドが大きく傷ついています。でもそれを親にも友達にも悟られたくないしその話には一切触れてほしくないはずです。また、過去を振り返るより、常に無限に広がる未来を見つめていたいタイプ。こんなキッズにはもう受験話はせず、進学予定の学校の新情報を仕入れてその話で盛り上がりましょう。

あの学校って有名な○○さんが卒業した学校なんだって!知ってた?

新校舎が完成したから第1号の生徒として使えるね!

○○部は全国大会出場の記録更新中らしいよ!

・・なんて具合に「あの学校はオレ(or私)が行くに値する学校じゃん!」位な気持ちにさせて、そこで活躍する自分の姿をイメージできるような話をしてあげて下さい。

そして、実は人の気持ちや場の空気を瞬時に感じ取れる勘の良さを持っている彼らの事、この親の優しい気遣いに心では気づき感謝してくれているはずです。口には出しませんけどね(^^)

タイプ3:思いやりがあり人一倍優しいキッズへ

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このタイプがメンタル面では最も重症度が高いです。行きたかった学校への思い入れが強ければ強い程「なんで受からなかったのだろう」「私って本当に可哀想。もう何にもやる自信がなくなった」なんて凹んでいる可能性大です。表情にも出やすいので、このタイプでもケロッとしていたらさほど心配はいりません。しかし日々うつむき気味だったり、元気なくため息交じりの時は、隣に座って安心できる言葉かけをしてあげましょう。

お友達の○○ちゃんも同じ学校に行く事になったんだって!友達が一緒で良かったね。

ママ(orパパ)も同じ経験したから辛い気持ちわかるなぁ。思いっきり泣いてもいいんだよ。

進学する学校はあなたの良さをわかってくれた学校なんだからきっと楽しく過ごせるよ。何か嫌な事があったらいつでも相談に乗るから何も心配いらないよ。大丈夫大丈夫♪

年齢にもよりますが、背中をさすってあげたり肩に手をかけてあげたりスキンシップを取るとより心が穏やかになれるでしょう。話もしたくなさそうな場合は手紙に書いて渡すのも一策です。このタイプは普段も手紙好きですから(↓過去記事参照)

まとめ

受験に合格不合格はつきもの。不合格でも上等、その学校とは相性が合わなかっただけ。進学する学校がまさにその子どもの進むべき場所だと心から思いますし、親はその事をしっかりと子どもに伝えてほしいと願っています。

そして結果だけではない「力の限り頑張った自分」を本人も認めて今後の自信に繋げてほしい。なぜならこの頑張った経験こそが受験で最も大切だからです。

第一希望じゃないからと言って肩を落として入学するような事だけは避けてほしいです。もし自分で納得がいっていないのなら、そのモヤモヤを新しい学校での勉強や部活動に全力でぶつければいいじゃないですか!

そして何より、子どもはいつでも親の表情を見て全てを感じ取っています。まずは親がスッキリ吹っ切れて晴々とした表情を子どもに向ける事が重要です。受験を終えた親御さんは、本気の笑顔を子どもに向けられているか鏡で確認してみて下さいね(^^)

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