白鵬が大鵬に憧れる理由と、個人競技向きの2人の共通点

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(画像元:amd.c.yimg.jp)

こんにちは。スポーツで頑張る子ども達とスポーツ観戦が大好きなスポーツキッズコミュニケーターのMAKOです(*^^*)

先日の大相撲九州場所横綱白鵬がとうとう大鵬と並ぶ歴代最多32回目の優勝を果たしました。これを受けて今回は歴代の力士についてi-colorでタイプ分析してみました。

相撲界に多い『我が道を行く表現グループ』

調べてみてまず驚いたのが、歴代の横綱大関陣に表現グループ(=i-colorゴールドコーラルグリーンオレンジの4タイプ)が非常に多い事でした。
大鵬を筆頭に、北の湖千代の富士武蔵丸朝青龍日馬富士白鵬琴欧洲・・・。ざっと上げてもこんなに多くの代表的そして圧倒的な強さを持った力士勢がこのグループに揃っていました。

表現グループに共通する思考の特性は

☆1人で考え自分独自のやり方で進めていきたい

☆明確な目標が決まるとやる気スイッチが入る

☆成果や結果を形に残したい

☆無駄なく何事も効率よく進めたい

といったものです。

以前も下記の記事で取り上げましたが、個人競技のオリンピックメダリストの多くが表現グループであるのも、この特徴を活かした結果だとわかります。
相撲は日本独自のスポーツですが、もし相撲がオリンピック競技になっていたら、この表現グループの力士達はメダルという形ある目標に向かって実力を存分に発揮しすばらしい結果を残してくれたのでしょうね。それが実現できないのが残念でもあり悔しくもあります。


【指導者向け】選手の価値観を理解するポイント 錦織圭選手とコーチのi-color分析から考える - こどものやる気をグンと伸ばしたい➚MAKOのブログ

この表現グループである白鵬i-colorコーラル上記表現グループの力士の中でもコーラルが最も多いcolorでした。

i-colorコーラルの特徴は

★人一倍負けず嫌い

★目の前にライバルがいると一層パワーを発揮する

★結果が明確にすぐ出るものに最もやる気が出る短期決戦型

★成果が形に残ると一層モチベーションが上がる

などなど。

これらの特徴を見ただけでもまさに相撲界にピッタリな事がわかります。日々1対1の戦いで目の前のライバルを倒し、勝てば懸賞金がもらえ、各場所は15日間という短期戦。良い勝率を残せば自分の番付が上がり、自分の名前が大きく書き出される。こんなにこのモチベーションに適したスポーツは無いのでは?とさえ思えてきました。

大鵬白鵬の相思相愛の思い

そして白鵬が尊敬してやまない大鵬もなんと同じi-colorコーラなのです。

白鵬がどれほど大鵬への強い憧れを持っていたかは下記記事にも書かれています。

【月刊・白鵬】尊敬する大鵬さんからもらった心揺さぶるメッセージ|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Other

白鵬は、モンゴル相撲の大横綱でありレスリングで東京オリンピック出場経験もある父から、大鵬という日本の大スターの話を幾度となく聞かされ、幼少期から大鵬に憧れて育ちました。そして相撲界に入り四股名を決める時。色が白かった事と白星に恵まれてほしいとの思いから「白」の字を、そして憧れの大鵬の「鵬」の字をもらい「白鵬」という四股名を師匠宮城野親方が付けてくれたそうです。

入門当時体重が68kgと細身だった彼も「いつか大鵬さんのような力士になりたい」という強い思いから努力を重ね、2007年5月ついに第69代横綱となりました。白鵬は真っ先に大鵬のもとに横綱昇進の報告に行ったのです。その時大鵬が彼に送った言葉は

横綱というものは勝たなければいけない。勝てなければ引退しかないんだよ。」

という厳しいもの。白鵬は「優勝32回、横綱を10年間務められてきた大鵬さんが、どれだけの責任感を持って横綱を張ってきたのか身にしみる言葉でした。」とこの言葉を深く心に受け止めています。

横綱は1人1人自分なりの横綱像を持っているため、後輩横綱にアドバイスを授ける事はほとんどないそうですが、大鵬白鵬を息子のように慕い、足繁く訪れる白鵬に様々なアドバイスをしてくれたそうです。白鵬が子どもの頃から抱き続けた憧れの大鵬への強い思いはきっとご本人にも伝わっていたのでしょう。

大鵬さん自身も生前「白鵬は俺に似ている。白鵬なら私の優勝回数を超えられる。」と話していたそうです。i-colorコーラル同士の2人の関係にすばらしい師弟愛を感じます。

 次世代を担うのは角界Jr.か

現在、大鵬の孫で元関脇貴闘力の息子4人のうち3人が相撲界を目指しています。また、元横綱琴櫻の孫で佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男鎌谷将且くんも相撲界の名門校で実力を付けてきているそうです。

白鵬も「彼らが力士になって私と対戦して私を破ってほしいと思います。それで私が引退できれば最高ですね。」とコメントしています。そんな歴史的な取組みが見られるよう、白鵬には是非大横綱として活躍し続けてほしいです!

まとめ

i-color12タイプの中で短期戦の個人競技にはi-colorコーラルの選手思考タイプとして最も向いていると考えられます。

大鵬の孫の1人納谷幸林くんのi-colorグリーン。最近注目を集めている逸ノ城と遠藤も同じくグリーンです。i-colorグリーンは、i-colorコーラル大鵬白鵬ほどの強い負けん気はありませんが、マイペースながらも自分の世界観を貫く表現グループの1つです。マイペースさにスピード感をつけてくれる良い親方の元に入門すれば大きく伸びていく予感がします。

モンゴルを始め海外の力士陣が大活躍している近年の相撲界ですが、是非日本男児からも横綱を目指せる力士が出てきてほしいものです!体格の良いi-colorコーラルの日本男児を見つけたら、是非とも相撲界をオススメしようと思います(^▽^)