こどものやる気を伸ばすポイントは?その1 萩野公介選手タイプの場合

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(画像元:萩野「尊敬される選手に」 アジア大会MVP受賞で会見 :日本経済新聞)

こんにちは。スポーツ観戦とスポーツで輝いている子ども達が大好きなスポーツキッズコミュニケーターのMAKOです。
インチョンアジア大会が無事閉会しました。日本選手陣の大活躍により各種目でメダルラッシュでしたが、やはり最も輝いていたのは、1人で金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル2個と出場種目全てでメダルを獲得し大会MVPに選ばれた競泳の萩野公介選手ではないでしょうか。今回は萩野公介選手とご両親の関わり方を踏まえて、i-colorを元に萩野選手のタイプのやる気ポイントについてまとめてみました。

萩野公介選手とお母さん

萩野公介選手は人っ子。お母さん曰く「私が家事と子育て全てを手抜きせずにやろうと思ったら一人っ子で精一杯でした。だからあえて一人っ子として育て、出来る限り多くのチャンスを与えようと決意した」そうです。そして水泳以外にもピアノ・英会話・学習塾など様々な習い事をさせ遠方の送迎も食事の栄養管理も全て行ったとの事。そんな教育熱心なお母さんにも過去に失敗があったと次のように語っていました。

「公介は小さな頃から目標を高く設定してあげるとそれを器用に越えてきました。だから叱咤すれば「なにくそ」って頑張るタイプだと思っていたんです。たとえば95点のテストを持ち帰ってきた日も「なんであと5点が届かなかったの?次は取りこぼしちゃだめよ」と言い続けてきたんです。でも高2になり水泳の記録が伸びずスランプに陥っていた時期、いつものようにハッパをかけたら「そういう言い方が嫌なんだよ!」と言い返され、私の今までの対応が間違っていた事に初めて気づかされました」(萩野選手母談)

萩野公介選手のi-colorオレンジ子どもの頃から落ち着いた雰囲気を持ち、1度やる気スイッチが入ればその目標に向けてゴールがどんなに遠くても成せばなる精神で1人で淡々と向かっていける結果重視タイプです。努力している途中は応援されなくても1人で頑張れるのですが、最後に出した結果は認めてほしいのです。その思いに反して結果を認める言葉かけもなく「次はもっとしっかり頑張りなさい!」と言われたらi-colorオレンジのモチベーションはがっくり下がってしまいます。

萩野公介選手とお父さん

それに対してお父さんの対応は、どんな試合結果でもあれこれ言わず「今日は良かったよ」「残念だったね」など一言の声かけのみだったそうです。実は結果重視タイプのi-colorオレンジ萩野公介選手にはこのお父さんの対応がベストなのです。このタイプは他人に言われなくても結果を充分に理解し受け止めていますので、手厚い慰めの言葉も気合い入れの叱咤激励もさほど必要ありません。

但しまだ小学生以下のお子さんの場合は、一言の声かけだけでなくもう1歩踏み込んだフォローが必要です。

今回の結果は残念だったね。じゃあ次の試合までに「〇〇がこの位までできるようにする!」を目標にすればもっと良い結果が出せるんじゃない?

今回の結果をふり返り次の課題や目標を立てるように促す声かけをするのがオススメです。目標は大人が勝手に決めて指示するより、本人と一緒に考えて本人が納得のいく目標を持たせてあげれば、今度はそれに向けて自分なりの方法でコツコツと練習を継続していけるタイプなのです。

i-colorオレンジのアスリート

1人で自分なりのペースで目標に向かっていけるi-colorオレンジの萩野選手。高校生ながら世界大会では各国の年上の有名選手と全く物怖じせずに会話するため、他の選手達からは“新人類”と言われているとか。表情1つ変えずに淡々としている姿と大舞台での勝負強さは、同じi-colorオレンジのアスリートにも同様に見られる特徴です。

フィギュアスケート羽生結弦選手、町田樹選手、キム・ヨナ選手、サッカーなでしこJAPANキャプテンの宮間あや選手、相撲界の巨匠北の湖(現親方)、そして競泳の北島康介選手もなんと同じi-colorオレンジです。全選手に共通するのは、若い頃から持っている落ち着き払った雰囲気とベテランのような貫禄さえ感じられる言動です。例えその言動を誰かに批判されても気にしない芯の強さとマイペースさも持ち合わせています。

i-colorオレンジの子どもが好まない大人の対応

ではこのタイプの子どもが好まない大人の対応は何でしょうか?

一番は、子ども扱いされる事です。子どもなのに子ども扱いするのを嫌がるなんて・・と思いますが、このタイプの子は小さい頃から一人前の人間として扱って欲しいのです。そして過度なスキンシップが苦手です。両親がスキンシップが大好きなタイプですと、オレンジタイプの子どもは成長と共に親と距離を取ろうとする可能性大です。我が子が可愛いからとつい頻繁に頭を撫でたりくっついたりしてしまう親御さんも多いですが、お子さんにその手を払われた事がある方は、今後は大人と対応するように接する事をオススメします。

次に、何か頑張っている時に途中で意見されるのも苦手です。結果が出るまではその子なりのペースで自由にやらせ、結果を見て褒めてあげましょう。褒め方も単に「すごいねー、よく頑張ったねー」と漠然とした褒め言葉はあまり響きません。以前より良くなった点を具体的に褒めてあげるとやる気がアップしてまた良い結果を出そうと頑張ってくれます。

また1人の時間を持たせてあげるも重要です。1人部屋を与えてあげるか、寝る時だけでも親や兄弟と別の部屋で寝かせてあげると良いですよ (^^)

親子や兄弟でも1人1人違うやる気スイッチや考え方。ポイントをおさえて子どものやる気を伸ばしていただけたらと願っています♪

 

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