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こどもに自己肯定感を持たせるポイント 黒子のバスケ事件渡邊被告の母子関係から考える

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こんにちは。こども達のやる気を伸ばすお手伝いをしていますスポーツキッズコミュニケーターのMAKOです。

最近よく耳にする『こどもの自己肯定感の低さ』。内閣府による平成26年度版「子ども・若者白書」の国際比較調査を見ても、日本のこどもと若者の自己肯定感は他の先進国と比べてダントツに低い数値を示しています。↓

http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26honpen/pdf/tokushu_01_01.pdf

今回は幾つかの親子の事例をふまえて自己肯定感を持ったこどもに育てるポイントは何かを考えてみました。

親のこどもへの対応【黒子のバスケ脅迫事件の渡邊被告と母親の場合】

今年の夏に行われた黒子のバスケ脅迫事件の公判で渡邊被告は陳述文に自分の幼少期からの体験を振り返り自分自身についてこと細かく分析しています。

 

公判の陳述文詳細は下記をご参照下さい。(かなりの長文で6つに分割してアップされています。ここでは幼児期の話に触れているURLのみ記載します)

http://http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140718-00037503/

http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140718-00037507/

親子のコミュニケーションに関わる仕事柄、母親が被告に投げかけた言葉に最も目が行きました。

陳述文の『母親からの言葉かけによる思い込み』の部分を下記に記載します。

(ここから→)「自分は母親から「お前が髪を耳にかかるような長さにしたら、見苦しくて汚くて見るに耐えないからすぐに切りなさい」という意味のことを子供の頃から30歳を過ぎても言われ続けていたので髪を伸ばすことに強い恐怖がありました。留置場で髪を伸ばしたのは「もうどれだけ見た目が汚くなっても構うものか」という自暴自棄によるものです。すると留置担当官さんから「髪が長くなって随分と見た目が優しい感じになりましたね。外でも基本はその髪型だったんでしょ」と言われました。自分はそれまで信じていた世界観が全て崩壊したような気持ちになりました。自分は誰からも嫌われていると思っていました。自分は何かを好きになったり、誰かを愛する資格はないと思っていました。自分は努力しても可能性はないと思っていました。自分は異常に汚い容姿だと思っていました。どうもそれらが間違った思い込みに過ぎなかったと理解した瞬間に、今まで自分の感情を支配していた対人恐怖と対人社会恐怖が雲散霧消してしまいました。」(ここまで)

彼は母親からの言葉を100%信じて自分の容姿に自信喪失し、友達との交流も怖くて出来ず、母親の言葉が間違っていた事を誰かに指摘される機会を得られないまま大人になり、事件後留置所で初めて知ったのです。親の言葉かけがこどもの人間形成にこんなにも甚大な影響を与えるという事実を突き付けられた気がしました。これは強烈な事例ではありますが

親がこどもに何気なく言っている言葉つを、こどもは私達が考えている何百倍も何千倍も重く捉えいる事

そして

親の言葉かけがこどもの自己認識や自己肯定感に大きく影響を与えている事

に改めて気付かされました。

また、渡邊被告の陳述文から彼の分析力、文章力には人並み外れたものを感じました。もし幼少期の親の対応が違い彼が自己肯定感を持って育っていたら・・と思うと残念でなりません。

親のこどもへの対応【トップアスリートと母親の場合】

では、自己肯定感や自信を強く持ち成長したトップアスリート達は、こども時代親からどんな対応をされどんな影響を受けてきたのでしょうか?

オリンピック日本代表選手を育てたお母さんを対象にした子育て調査結果をみつけました。↓

これによると育児で最も大切にしてきたのは『こどもを褒めて伸ばす事』だったそうです。テニスの杉山愛選手のお母様や、体操の内村航平選手のお母様等も褒める事の大切さを常に語っていらっしゃいます。そして

こどもの力を信じ、こどもが自分らしい人生を送れるように考えながら接している点も見逃せません。決して親の要望は押しつけず、自分で考え自分で選択させているのです。そして上手く出来た時には必ず褒める!褒められればこどもは自然とまた自力で考え自分らしい道を進んでいく。この流れに乗っているこどもは、自分に自信を持ち自己肯定感を強く持っている事でしょう。

まとめ

「100%信頼している親が言う言葉だから事実に違いない」と思うこどもの純粋さ。毎日何気なくしているこどもへの言葉かけですが、今日からは
☆こどもの出来ない点を口うるさく言わず、出来た点や成長した点を言葉にして伝える

☆わずかな成長でも気付いた時に言葉にして褒め、こども自身にも成長を自覚させる

☆褒める時は満面の笑顔で対応し、こどもの成長が親にとっても嬉しい事だと伝える

☆「こどもが親の言葉をどう捉えるか」を常に考えて言葉を選んで伝える
親がレールを敷き過ぎず、こどもが自主的に考え自分で選択できるようにする

これらの事を意識してコミュニケーションしていこうと改めて強く思いました。そうすればこどもの中に「自分は必要とされているんだ!」という気持ちが自然に芽生え、自己肯定感も培っていけるのではないでしょうか。
全ての親御さんにもこの点を意識して、親子共に笑顔の多い子育てをしてほしいと心から願います(^^)

 

追記:渡邊被告のお母様の心情は伺う事ができないため、あくまで渡邊被告の陳述のみをもとにした感想になります事をご了承ください。