夏休みの宿題をやらないこどもに親が取るべき行動は・・
皆さん残暑お見舞い申し上げます。
こどもの素質とやる気を伸ばしたい♪スポーツキッズコミュニケーターのMAKOです。
こども達の夏休みも後半に入りました。お子さんの夏休みの宿題は進んでいますか?
毎年の事ですがこどもに夏休みの宿題をやらせるのは親にとって悩みの種ですね。
親がかける言葉と言えば
「夏休みはあと○日しかないのに、どうしてこれしか終わっていないの?」
「早く終わらせちゃいなさい!!」
「宿題やらないならおやつあげないわよ!!」
等でしょうか。
しかしこれらの言葉は残念ながらこどもには響きません。以前も書きましたが『口で言うだけで相手を動かすには最低500回言う必要がある』そうですから、親が多少ガミガミ言っても親子の仲が険悪になるだけで状況は変わらないのです。それならここに懸けるパワーは削ってしまいましょう(^^)v
今回はこどもに宿題をやる気にさせるためのコツをi-colorを元にタイプ別にご紹介します♪
まず、夏休みの宿題のやり方は
① 計画を立てて毎日コツコツ進めたいタイプ と
② 最終日に一気に片付けようとするタイプ
の2つに分かれます。
これはi-colorの分類では『予定を事前に詳細まで決めたいタイプ』と『予定を直前まで曖昧にしておきたいタイプ』に二分されます。
①のタイプのこどもは自分で計画を立てて着々と進めてくれるので親としては安心して見ていられます。同じ①タイプの親御さんが「宿題計画表」や「進捗チェック表」を作ってあげれば、夏休み初旬からそれに沿って進めてくれるでしょう。
しかし②のタイプのこどもはせっかくこのような計画表を作っても活用してくれません。そして夏休み中旬になっても宿題がほぼ終わっていない訳ですから親としては気が気ではありません(>_<)
ではこの『最終日やっつけタイプ』のこどもに親はどのようなフォローをするのが良いのでしょうか?『最終日やっつけタイプ』を更に3タイプに分けてそれぞれの対応法を考えてみました。
まず
家族や友達が笑顔でいると幸せ
家族と手を繋いだりスキンシップを取っていると安心する
タイプです。
このタイプのお子さんは『親御さんの喜んだ顔(^▽^)』が一番の原動力です。
「宿題が早く終わるとママ(パパ)も嬉しいなぁ♡」と満面の笑顔でつぶやいて下さい。もし上からきつい口調で言ってやらせようとすると「怒っているのかな?」と思いプレッシャーやストレスを感じてしまう可能性がありますので、笑顔で対応してあげて下さいね。
そして宿題が順調に進んでいる時に「頑張ってるね~!偉いね~♪」と言ってハグしたり頭を撫でたりスキンシップを取ってあげると照れつつも一層頑張ってくれるでしょう。
次に
トランプやゲームで負けても泣いて悔しがる程の負けず嫌い
ゴールにご褒美があれば必ずゲットするために頑張る
タイプです。
このタイプのお子さんには、楽しいイベント(旅行・キャンプ・TDLなど)の予定を早めに伝えて「それまでに終わらせちゃおう!」という声かけをしてみて下さい。それまでに宿題を終わらせる事が彼らにとっての『勝ち』なのです。これから待ち受ける楽しい事を頭に思い浮かべながら「よ~し!」とやる気スイッチが入ります。
但しイベントがあまりに先だとやる気が長続きしません。その場合は好物のレストランに行く予定や欲しい物の買い物など目先のニンジンを設定してみましょう。
ちなみにこのタイプのお子さんに前述の『スキンシップ作戦』は不向きですのでご注意下さい。このタイプは1人の力で頑張って結果を出したいタイプですので、宿題をやっている途中では口を出さず目標の期日までに予定の宿題を終わらせたタイミングでその事実を評価する声かけをして褒めてあげて下さいね。
最後は
他の人よりもスケールの大きな事をして目立ちたい
自分のすごさを多くの人から認められたい、称賛されたい
タイプです。
実はこのタイプのお子さんに宿題をやらせるのが一番難しいです。なぜならこのタイプが宿題をやるのは気分が乗った時のみだからです(^_^;)うまくいけば、夏休み初日に気分が乗って一気にドリルや漢字などの簡単な宿題をガーッと終わらせている可能性もあります。このようにテンションが上がり調子が乗っている時に最も力が発揮されますのでそのタイミングを狙って褒めまくって宿題を一気に片付けさせましょう♪
『タイミングを見逃さない』事が最も重要です!気分が乗っていない時にやらせようとすると、動かないどころか無理強いされたと感じてやる気が一層ダウンしてしまいますから(笑)
褒め方は、例えばゲームで高得点が取れて喜んでいる場面で
「もうこんなに高得点取れたの?すごいじゃない!!こんなにスピーディーに出来るなら宿題も今日中にコレとコレ位は出来ちゃうんじゃない?一気に全部出来たらカッコイイよね~!先生も友達もきっと驚くよ~(^o^)」
こんな感じです。とにかくタイミングを逃さず褒めまくって「僕って何でも出来るんじゃない?」と思わせる位まで気分を盛り上げちゃいましょう!
そんなタイミングをみつけるのは難しそう・・と思う方は、最終日まで忍耐強く傍観するという方法もあります。このタイプのお子さんはとても『合理的』な面も持っていますので、フォローしなくても必ず期日までには仕上げてくれます。学年が上がってくると「夏休み最終日に全部出来ていなくても科目毎の授業初日までにやれば大丈夫」と言って余裕で構えているこどももいます♪
兄弟姉妹でもタイプは違いますので、お子さんをよ~く観察して声かけ方法を使い分けてみて下さいね。
みんな違ってみんないい♪ 1人1人の個性を上手に生かしてスムーズに夏休みの宿題が終わりますように☆